HDRiな生活

HDR(ハイダイナミックレンジ)写真の連載。ストックフォトでカメラ機材代の捻出を目論む。


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写真を売るということ、買うということ

以前フォトグラファーの方に「ストックフォトに興味がありますか?」とお聞きしたところ、 「アレは安価に大量に発行する仕組みだから、あまりウェルカムな業態ではない。目先の小銭のために自分たちの首を絞めているようなものだ。」 と言われたことがあります。なるほど、一理ある。デジタル化のしわ寄せも確かにあるのでしょう。ですが、例えば企業の中でどういう風に使われているのかを想像しますと、 「部下」:課長!今度わが社で、「そーしゃるねっとわーくさいと」というものを立ち上げたいのですが! 「課長」:ほう、どういう機能とモデルなの? 「部下」:はい!リアルの友人間の結びつきから始め、共通の知り合いから疎遠な知り合いまで、気兼ねなく近況を知り合え、ゆくゆくは日本のインフラにまで登りつめるwebサービスにする予定です!収入モデルは、overtureやAdsense、多種の企業広告を掲載し、自意識過剰なアホユーザーにクリックさせる算段です!メインになるであろう機能は足あt 「課長」:ほう、わぁった。薀蓄はいいから、どんなイメージかまず見せてよ。 「部下」:はい!男女が飛び跳ね、仲良さそうにしているこんなトップページを構想しています! 「課長」:はぁ?こんなん流行るワケないだろ。おまえアホか。 こんなイメージ見ても全然ピンと来ませんよね。ですから、近いイメージを探すのです。例えばshutterstockで「woman grassland」と検索すれば、それなりの写真が見つかります。で、これをイメージにハメ込みます。 「部下」:・・・ハハハ、先ほどのイメージは冗談でして、実はこちらが本物です! 「課長」:本物とか意味わかんねぇよ、いいから見せろ。 「部下」:じゃーん! 「課長」:じゃーんとかmjウゼー。・・・けど、良い絵面だな。よし、詳しいMTGをするから、明日までに資料まとめとけ。 「部下」:はい!それと課長、社名のイー・マーキ・・・・ こういった流れの後、イメージを詳細まで合致させるべくフォトグラファーへ依頼し、ワンオフの仕事が発生するのはごく自然な流れに見えます。 なので、私が思うには、冒頭のような理由からプロフォトグラファーの地位や収入が下がるわけではなく、むしろ仕事が増えるのではないかと思っています。世界が不況に陥っている中でも、街中の紙広告は一向に減ることを知らず、うなぎのぼりではありませんか。 私が罪悪感無く利用する言い訳の巻でした。 ストックフォトについて興味があるかた方は、こちらにまとめた記事がありますので、参考にどうぞご覧ください。

APS-C機とフルサイズ機の違いについて

意外にデジイチユーザーも気付いていないことがある、APS-C機とフルサイズ機の違いを、自戒を込めてまとめてみた。 APS-Cとフルサイズってそもそもなんなの? 撮像素子のサイズ規格の通称のこと。撮像素子とは、フィルムでいう感光する茶色い部分。APS-Cは、16.7mm×23.4mm前後、フルサイズは24mm×36mm前後の大きさになっている。 それぞれの主な特徴はナニ? APS-C 小型・軽量性に優れている それに伴うコストダウン フルサイズ ボケの諧調が豊か 焦点距離の短いレンズでも歪みが小さい(レンズの性質にもよる) 受光面積が大きいために、感度に優れている(画素数にもよる) レンズの命名規則・写り方 APS-Cレンズは、Nikonは「DX」、Sigmaは「DC」と入っています。APS-C機からフルサイズ機にステップアップした際に、これに気付いていないとかなり悲惨な目に遭う。 それぞれの写り方の違いを図解すると、下図のようになります。 同じ焦点距離のレンズを使用した場合、大きな青い円がフルサイズレンズの、小さな赤い円がAPS-Cレンズのイメージサークルです。 レンズの焦点距離(20mmとか、24-120mmなど)は、フルサイズ機を基準として作られていますので、例えば同じ20mmでも、「APS-Cレンズ+APS-C機」と「フルサイズレンズ+フルサイズ機」では、写る範囲が違います。同じ焦点距離のレンズを用いた場合、APS-C機の写真のほうが画角が狭く仕上がります。 違うのはそこだけでもないんですが、より詳細に興味のある方は文末にwikiのリンクを張ったので、そちらをどうぞ。 余談、「ボケ」を積極的に写真に導入したのは日本人で、そのまま英語(bokeh)となって使用されているとのこと。確かに日本人は印象コントラストの構成が西洋とはちょっと違うからなぁと納得。 参照wikipedia フルサイズ APS-C ボケ

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